犬種図鑑

日本スピッツ 出身地 日本

飼いやすさ

特徴

平均体重

男の子7~10kg
女の子6~9kg

平均体高

男の子30~38kg
女の子28~36kg

被毛

ふわふわのダブルコートで、寒さに強く、暑さに弱い

毛色

ホワイト

お手入れ

汚れや涙やけなどが目立ちやすいため、毎日のお手入れが欠かせない

成犬時のサイズイメージ

代表的な毛色

ホワイト

どんな犬?

日本スピッツは、神経質で良く吠えるという印象が強かった犬ですが、現在は改良され無駄吠えも少なくなりました。

ジャパン・ケネルクラブの分類では「5G:原始的な犬・スピッツ」に分類されていて、分類名に使われている「スピッツ」とはドイツ語で「尖っている」という意味があります。

口吻(こうふん、口先や口もと)や耳が立った犬を総じて指す場合もありますが、5G以外の分類に入っている犬種も多く、日本では「スピッツ=日本スピッツ」として呼ばれることが一般的です。

性格

明るく活発であると同時に、よく人を見ていて仕草や表情などから気持ちを読み取ろうとする賢さも持ち合わせています。

改良され飼いやすくなったとはいえ、感覚の鋭さなどは健在なのでしつけは子犬の頃から行いましょう。

被毛・毛色について

・被毛のこと

日本スピッツの被毛はふわふわのダブルコートで、寒さには強く、暑さに弱いです。 季節の変わり目などは抜け毛も多いので、換毛期はとくに念入りにブラッシングをしてあげましょう。

・毛色のこと

毛色は白のみです。

汚れや涙やけなどが目立ちやすいので、毎日のお手入れは欠かせません。

歴史

日本スピッツはその名の通り、日本でブリーディングされた日本原産の犬種です。

誕生の起源は、1920年頃にシベリアを経由して来た大型の白いジャーマン・スピッツだという説があります。

第二次世界大戦後、1948年にジャパン・ケネルクラブでスタンダードが確立されて以降の1950年代には、日本スピッツが大ブームとなりました。

しかし、当時は、犬は庭につないで飼うのが当たり前だったため、家の前を通る人に反応して激しく吠えるなどのマイナス面が見られたことで、一時は飼育頭数が大きく減少しました。

現在は「吠えやすい」といったマイナス面が改良され、一緒に暮らしやすくなっています。

また、海外でも人気が高く北欧ではアジリティなどのドッグスポーツでも能力を発揮している犬種です。

寿命について

アニコムの「家庭どうぶつ白書2022」によると、日本スピッツの寿命は13.3歳です。犬全体の平均は14.1歳なので、やや短いことがわかります。

しかし、ここ数年でフードも色々なものが出ていますし、医療も進んでいるので、寿命はあくまでも目安とし、飼育環境や運動など気を使ってあげるといいでしょう。

気を付けたい病気

アニコムの「家庭どうぶつ白書2022」によると、「口腔内外傷」「慢性腎臓病」「泌尿器疾患」「歯周病」などにかかりやすい犬種です。他にも「涙管閉塞」「膝蓋骨脱臼」といった病気に注意が必要です。

また暑さに弱いので、暑い時期の散歩や運動は「熱中症」や「肉球のやけど」にも気をつけましょう。

日本スピッツを迎えるにあたって

日本スピッツは明るく賢いため、子どもやご年配の方がいる家庭でも飼いやすい犬種です。 日々の散歩や飼い主さんとのコミュニケーションも楽しい時間ですが、トレーニング次第ではドッグスポーツなどの競技でも活躍することができるので、愛犬との楽しみの幅も広がるでしょう。