抜け毛が少ないワンちゃん特集

はじめに

「ワンちゃんを飼ってみたいけど、抜け毛が多いと掃除が大変かも、、、」

「全く毛が抜けない犬種はいるの?」

「抜け毛が多いワンちゃんとそうでないワンちゃんとの違いはなに?」

ワンちゃんを迎えるときや、一緒に暮らすなかで、飼い主さんの悩みの種となることが多いペットの抜け毛事情。

黒い服が抜け毛だらけ!お部屋の床の上にふわふわと毛のかたまりが…そんなことも少なくありません。

ワンちゃんを迎える上で、毛が抜けないことを条件に犬種を選びたいという方もいるのではないでしょうか。

今回は、毛が抜けにくい犬種をご紹介します!

毛が抜けやすい犬種と毛が抜けにくい犬種は何が違う?

犬種によって抜け毛の量に大きな差がありますが、これは「換毛期」の有無が関係しています。

犬の被毛にはオーバーコートと呼ばれる体の表面にある毛と、アンダーコートと呼ばれるオーバーコートの下に密生している毛の2種類があり、どちらも生えている犬をダブルコート種、オーバーコートだけの犬をシングルコート種といいます。

この構造の違いによって、毛周期(毛が生え変わる周期)がそれぞれ異なることから、犬種によって抜け毛の量が異なります。

・シングルコート種

アンダーコートを持たない品種のワンちゃんです。

1年を通して少しずつ毛が生え変わるため、ごっそりと毛が抜ける換毛期はなく、抜け毛が少ない特徴があります。

しかし、本来体温の保温の役割を果たすアンダーコートを持たないため、風通しが良く寒さに弱い傾向があります。

また、抜け毛が少ない反面で人間のように毛が伸び続けていくので、毛が絡まないように日常的にブラッシングをしたり、定期的にトリミングサロンなどでカットをしたりする必要があります。

・ダブルコート種

オーバーコートとアンダーコートの両方を持つ品種のワンちゃんです。

換毛期にはアンダーコートが生え変わって体温の調節をするため、春から7月頃や秋から11月頃といった季節の変わり目にたくさんの抜け毛が発生します。

アンダーコートのはたらきによって、保温性が高く、厳しい寒さの中でも体温を保てるメリットがありますが、夏に向けてアンダーコートの処理を怠ってしまうと暑さに参ってしまうこともあります。

ブリーダープラスで人気の毛が抜けにくい犬種5選!

〈トイ・プードル〉

ぬいぐるみのような容姿で人々を魅了しているトイ・プードル。サイズが小さいだけでなく、賢くて物覚えがよい、抜け毛が少ないなどの特徴も人気の理由となっています。抜け毛が少ない代わりに毛が伸び続けるため、こまめなケアが必要です。

〈ヨークシャー・テリア〉

小さいながらも美しさや品を感じるヨーキーには、数えきれないほどの魅力があり、ファンも多い犬種です。一方でしつけはなかなか簡単とはいえない性格を持ち合わせるといった一面も。ヨーキーとの楽しく暮らすためには、まずは飼い主が正しい知識を身につけることから始めましょう。

〈マルチーズ〉

生まれてから数ヶ月も経つと、毎月のトリミングなど被毛を中心としたお手入れが増えるマルチーズ。それでも流行りのテディベアカットや長い毛を生かしたエレガントカットなど、さまざまな一面を見せてくれるのも魅力の一つです。

〈ミニチュア・シュナウザー〉

ひと目ですぐに「シュナウザー」だとわかるアイコニックな外見で、ほかの犬種にはないオーラを放っています。同じように口ひげを持つテリア系と似た容姿を持っていますが、テリアの仲間ではありません。

ミニチュア・シュナウザーはアンダーコートとオーバーコートをもつダブルコートですが、そこまで抜け毛が多くないのが特徴です。

〈シー・ズー〉

大きな瞳とボリュームのある被毛を持ち、長く伸ばしても、「サマーカット」や「テディベアカット」などのように短くカットしても魅力のある犬種です。

シー・ズーもミニチュア・シュナウザーと同じくアンダーコートとオーバーコートをもつダブルコートですが、そこまで抜け毛が多くないのが特徴です。

まとめ

いかがでしたか。

抜け毛の少ないワンちゃんは、抜け毛が少ない分、毛がもつれやすく日々のブラッシングなどのお手入れが欠かせません。

でもカットをするたびに表情や印象がガラッと変わるという魅力も持ち合わせています。

毛のお手入れにどのくらいの手間や時間をかけてあげられるのかということも考えて、お気に入りの子を探してみてください。